Twitter で発信される病気症状の可視化に向けたTweet からのユーザの居住地推定の検討

摘要

病気の流行を迅速に察知することは，流行拡大への対処という観点から重要な課題となっている．近年，Twitter からTweet を収集・分析することで，インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症の流行具合を推定し，地域別に可視化する研究が注目されている[1]．本研究では，Twitter 上のTweet から様々な病気症状を抽出し，時系列・地域別等で可視化することを目的とする．病気情報をリアルタイムに取得して地図上に表示することで，地理的遷移の把握や原因分析が可能になる．