既設橋脚に近接したニューマチックケーソン基礎の施工実績

摘要

常磐自動車道岩沼工事は、常磐自動車道の山元IC～岩沼IC 間の4 車線化事業に関する工事の1 工区であり、既設の阿武隈大橋（橋長528m）の下流側に新設橋梁（橋長534m）を施工する工事が含まれている。本工事では、新設橋梁の橋脚4 基をニューマチックケーソン工法により施工する計画となっており、新設橋脚が既設橋脚に近接して施工される条件となるため、新設橋脚施工時に既設橋脚への影響が生じることが懸念された。本論文では、新設橋脚施工時の既設橋脚への影響検討結果と施工結果を報告する。