電気化学インピーダンス法を用いたナノ構造電極上での微生物付着と抗菌作用の評価

摘要

EIS 測定を用いて、大腸菌がナノ構造をもつ電極に付着した際のインピーダンスの変化、すなわち電極表面の抵抗変化が確認できた。また、構造の有無、表面の濡れ性によるRct変化率に大きな差が確認できた。それらは大腸菌がナノ構造上に付着し、細胞膜が引き裂かれることによる細胞内液の漏出が影響していると考えられる。今後は、これらの推測を顕微鏡観察と同時に行うなどの検証を行っていく予定である。