曝気量の違いによる共存藻類等の有無による好気性グラニュール法の処理性能の比較

摘要

生物処理の新たな手法としての藻類の共存する好気性グラ ニュール法における特性は以下に示すとおりである。1)有機物除去能は、両反応槽において90%以上であった。2) 窒素除去能は両反応槽とも約70%であった。3)リン除去能は 両反応槽とも約70%であった。4)汚泥性性能は高い沈降性を 示した。5)生物相は繊毛虫類や輪虫類が多く生息し、良好な 生態系を構築していた。以上より、藻類好気性グラニュールは、通常の好気性グラニ ユール法と同様に有機物?窒素?リンの効率的な除去が行わ れ、沈降性、生物相も良好であることが明らかになった。