複数の気象予報モデルの併用による日射予測の高精度化: 予測期間の長さが高精度化に与える影響

摘要

太陽光発電が大量導入された電力システムの安定運用には，高精度の日射予測手法が不可欠である。一般に，数時間以上先の日射予測の際には数値気象予報(NWP)モデルが用いられる。NWP モデルは，ヨーロッパ中期予報センターのECMWF や日本の気象庁のasuca などがあり，それぞれ異なる特性をもつ。そこで，複数のNWP モデルの適切な併用により，予測精度が向上する可能性がある。