ディープラーニングによる視覚障害者の認識

摘要

現在の日本での身体障害者数は，厚生労働省の障害者白書によると，約392万人となっている。その約1割にあたる31万人が視覚障害者とされる.また，日本における視覚障害者全体の60%を65歳以上の高齢者が占めている.高齢者は緑内障，白内障などの目の疾患を持つ人が多く，視力が低下する原因となっている.さらに，日本では高齢化が進行しており，2015年における高齢化率は過去最高の26.7%に達している.今後も視覚障害者の人数が増加していくと考えられるため，視覚障害者の支援がより必要とされる.