Landsat-8/ASTER/Sentinel-2 統合データ全球グラフィックユーザインタフェース

摘要

国立研究開発法人産業技術総合研究所（以下，産総研）では，2013 年11 月22 日より米国の地球観測衛星Landsat-8 の信号を直接受信し，日本とその近傍のデータの即時配信を開始し1)，その後Landat-7 のデータ（2000/05/16 ～2002/11/30），米国の地球観測衛星TERRA に搭載されているASTER のデータ（2000～現在）のデータを配信するグラフィックユーザインタフェースを公開してきた．今回さらにAmazon Web Service（AWS）で公開されている全球のLandsat-8 とSentinel-2 の配信も無料で開始した2)．本稿では最新のLandsat-8/ASTER/Sentinel-2 統合データ全球グラフィックユーザインタフェースLandBrowser を産総研の人工知能研究用クラウドであるAIST AI Cloud (AAIC)上に構築したのでその概要と，オープンソースのフリーソフトであるQGISを使った応用例について紹介する3)．