木質内装が居住者の学習·睡眠時の心理·生理に与える影響の定量評価

摘要

居住者の健康な生活に関する重要な指標であると考えられる学習効率·睡眠効率に与える影響を、定量的に評価することを目的として被験者実験を行った。その結果、木質内装住宅において、主観評価·客観評価の双方で学習効率·睡眠効率が向上する傾向がみられた。その理由として、木質內装の見た目を好ましく感じる心理反応が疲労を減少させ、その結果学習·睡眠効率を向上させていることが示唆された。また睡眠効率が翌日の学習効率に影響を与えるケースも確認され、睡眠の質の向上が翌日の生活もに対しても重要であることが示唆された。