地方都市におけるまちなか居住推進のための空き家情報提供制度に関する研究・その１:制度の特徴と運用上の課題の分析

摘要

地方都市においては中心市街地の衰退が著しく，その一因として，中心市街地における居住人口の減少が指摘されている。そこで，行政やNPOは居住人口増加を主な目的としたまちなか居住に関する施策・事業に取り組hでいる。その一環として，主に中高層集合住宅の供給が行われ，中心市街地内における住み替えが進hだ。また，郊外への転出者増加など複合的な要因も絡み，中心市街地では，空き家が増加するといった問題が生じた。