都市におけるオープンスペースの広域評価に関する研究:千代田区仲通りにおけるオープンスペース連続度につい て

摘要

オープンスペースは公共的なすべての人が利用可能な空間であり、日照や通風の確保など環境面での効用、被災時の避難所などの安全面での効用など重要な役割が挙げられる。今後質の高い都市環境の実現のためにオープンスペースが果たす役割はさらに大きくなっていくと考えられる。そのため、これからは環境対策、避難経路等、単体建築だけではなく地区・街区レベルでの計画が必要である。そのような背景から、地区・街区レベルでのオープンスペースを捉え、パーミアビリティによる指標を用いて、都市との関係性を考慮した広域的な分析を行い、そのエリアの改善や環境インフラの整備への展望や今後のオープンスペース計画を示すことを目的とする。