日射が透過する膜材料等を対象とした二点校正法による反射率の測定に関する研究　その1：標準板の日射反射率

摘要

その1では，実施した二点校正法に基づいた日射反射率の測定は妥当であることを確認した。ただし，下向き日射計の地面からの髙さ(500mm)に対して，測定対象の辺の長さが2倍(1m角)の場合，太陽髙度が45°程度になると，見かけの形態係数が小さくなり，日射反射率[実測]の値が低下するが，6倍(3m角)の場合は太陽髙度30°でも3体平均で1ポイント程度の差しかない。