キヤンパス施設群のLCCを対象とした単年度投資額平準化手法に関する研究: キャンパスFM業務モデルに関する研究 その34

摘要

本学施設の特徴·整備計画に応じ、平準化に関わる事項、考え方を前提条件としてまとめた。その際、部位毎に異なる重要度を用いることで整備の優先順位を定めた平準化手法を提案した。また、本学施設群に手法を適用し、各パターン·条件の特徴と平準化の効果を把握した。今後の課題としては、配分投資を決定する際の基準として部位、時期、周期、投資額の順に判定し、整備の優先度を決定しているが、劣化度や危険度など人的被害の生じる可能性を考慮した優先度判定についての検討も、施設の安全性の観点から必要である。