地方都市ニュータゥンにおける過去30年の不動産取引情報分析を通した人口減少·高齢化への対応に関する研究

摘要

1) 郊外住宅地の不動産取引は近年減少し価格も下がっているが、中古物件売買取引件数は増加しており、価格が下がった結果新たな需要が生まれている事が推測される。2) 開発以来一様な風景と評される事の多かった郊外住宅地だが、その変化の様相は一様ではない。具体的には新旧地区で価格の差が発生しており、価格の高い新地区での取引は中古物件売買取引が、価格の低い旧地区の取引では貨貸物件取引が中心であるという傾向がみられる。