街路の無電柱化が景観の心理的評価に及ぼす影響に関する研究 その1 実験概要と心理的評価結果

摘要

日本では，昭和61年度から主要幹線道路を中心として無電柱化が進められている。無電柱化の対象街路の選定にあたっては，路線要件，用途要件，関連事業要件，沿道要件などが参照され，平成16年度からは景観や面的整備の側面も考慮されているが，今後，都市部の中小街路が対象となった場合，候補路線数の著しい增加に対し，物理的要件の類似性が高いため，各街路の景観特性の違いがより重視されるものと予想される。