城塞都市ドウプブロヴニクの都市形成について: 起源(7世紀)から共和国崩壊(1808年)までの転換期に着目して

摘要

クロアチアの南部に位置する城塞都市ドウプロヴニクは歴史を通じて様々な国と交易を行い、港湾都市としても大きく栄えた。中でもイタリアとの交流は深く、都市の発展に多大な影Sを与えた。また大国を隠れ養とした巧みな外交と東西の交差路という特異な条件下で重要な地位を獲得した。そのような興味深い歴史的背景をドウプロヴニクは持っていた。