肢体不自由児のいる家庭の住環境整備のあり方とその介入の方策の検討: その3 訪問調査からみた入浴時の介助動作の現状

摘要

高齡者を対象とした住環境整備は、介護保険制度による福祉用具の活用や住宅改修の実施が広く知られるようになってきた。一方、障害のある子どもの住環境に目を向けると、その調査ゃ研究は極めて少なく、住環境整備の必要性や技術的な支援等は十分に整理されていない。中には乳幼児期から親が子どもを抱きかかえる介助方法を成人期に入っても継続している家庭もみられる。