地震発災時を想定した武蔵野大学からの方面別帰宅経路に関する分析:市民の防災力向上に向けて その23

摘要

2008 年4 月に内閣府が都市直下地震時の帰宅行動シミュレーション結果を公表した1)。首都圏では多くの人が長距離通勤通学をし、多数の大学生が帰宅困難者となることが予想される。本報では、武蔵野大学を例に大学からの帰宅経路について、内閣府の結果をふまえ、必要時間や経路内にある危険、避難所、災害時に活用できる施設等を調べ、発災時に帰宅に適した道であるか方面別に検討した。その結果として、事前に学生が帰宅経路を検討するための啓発リーフレットとしてまとめた。