子連れ利用可能なコワーキングスペースの役割に関する研究: 関西の事例を対象として

摘要

近年、我が国では女性の社会進出が進み、共働き世帯が増加している。そのため、結婚・出産時に離職せざるを得ない親や、育児休暇（以下、「育休」とする。）を取得せざるを得ない親が多数存在している1）。現状では、保育園の定員も増加しているが、待機児童は解消しきれておらず、育児と仕事を両立できる環境の必要性が唱えられている。