ル・コルビュジェの小さな家（Villa Le Lac）における光環境

摘要

コルビュジエの小さな家の光制御に関し、Ra d i a n c e を用いレンダリング、照度分布から、水平連続窓、シャッターボックスの影響による昼光環境に関して考察した。20 世紀半ばからアメリカを中心に始まったパッシブデザインや太陽などの自然環境を活用したデザインに先駆けて、意図的に太陽の活用をデザインと統合していたと考えられる。今後、温熱や風など、他の環境要素に関してもコルビュジエのデザインと環境に関係する工夫を探りその効果を明らかにする予定である。