天空率規制下でのポリユーム最大化による建築物への影響: その1

摘要

斜線制限は街路景観に強い影響を与える形態規制であり，これまで，たびたび緩和され同時に複雑化してきたまた，建築基準法2003年改正では，天空率規制が導入された.天空率規制は斜線制限（道路，隣地，北側）の代わりに用いることが可能であり，適合建築物に対する天空率を確保してさえいれば斜線制限に適合しない建物でも建築可能となった.そのため，建築設計や計画での自由度は大幅に增加した.