クラスタ型固体推進剤棒を搭載した小型衛星用20NSスラスタの燃焼制御に関する研究

摘要

超小型衛星の開発及び利用は実用領域へと拡大している.2003 - 2013年末の11年間において，200kg以下の衛星は394機打ち上げられている.特に1-10 kg衛星の打ち上げ数は2012年の26機から2013年の90機と急増している[1].その要因として，ァメリ力のCubesatが60機打ち上がっていることが挙げられる.Cubesatを中心とした超小型衛星によるバス部品のモジュール化により衛星開発は"成果を競うもの"となっている.この開発環境の変化により，超小型衛星を用いて，月探査やフォーメーションフライトによる惑星観測などの高度なミッションを行おうとする動向が衛星先進国で見られる.