ル·コルピュジエの「無限発展美術館」の主題に着目した 実現作品における設計過程の考察

摘要

ピロティから中央ホールまで直進型と直角型の動線がみられた。その動線が中央ホールから斜路によって四角い螺旋に展開していた。中2階の卍型配置で見学者が居場所を確認することができ、また壁の組合せで展示室に様々な動線を導入しょうしていることがわかった。光はモデュロールの適用と蠊旋配置により検討された。しかし、蛾旋配置のトッブライトが実現できないィンドの気候条件に合わせ、人工照明や並行トップライトという新たな採光方法が構想された。以上のことから「無限発展美術館」の実現作品には[動練計面]と[採光方法]をLCは強く意識していたと考えられる。[動線計画]は主題が忠実に表現されており、また[採光方法]には気侯に応じた形状や人工照明など計画にあわせた柔軟性があることがわかった。