商店街組織と大学生NPOとのマッチングに関する実践的研究: 東京都中央区月島地区、江東区豊洲地区を事例として

摘要

本研究では以下のことが明らかになつた。1. 東京のような大都市においては、大学が本学のように「地域密接型研究拠点」としての機能を持てば、「地域と大学との好感関係」を築くことができる。2. 大学と活動地域が離れていても、「授業交流」の要素を通じて、「地域と大学との好感関係」を築くことができる。3. 多学科、多学年の学生による学生NPOを立ち上げることで「継続的活動」が可能になる。4. 地域側がプロジェクト提案公募型のマッチングファンドを確立することによって、「要請への対応」をすると共に、「活動資金不足」の問題を同時に解決することが可能となる。