商業集積地における均質性と固有性に関する研究　その5.　屋外広告物の指標作成及びその特徵

摘要

商業集積地における屋外広告物の数量を指標化することにより、各エリアの屋外広告物の特徴や実態を把握することができた。本編で明らかになつたことを以下に示す。1. 屋外広告物を数量的に指標化することにより、各エリアの広告物の特徴や実態が把握できた。例えば三軒茶屋Aは、広告面積と広告率が大きくかつ広告物の規模が一定ではないといった特徴が得られた。2. 表層の雑多性と屋外広告物の関係から、[輪郭線密度]と[広告面積及び広告率]との間に相関関係が認められた。この結果から、屋外広告物の数量的な立面形成は、輪郭線密度の増減を左右することが考えられる。