歴史的都市鎌倉における地域住民による景観認知に関する研究Ⅱ: 3 D可視化モデルを用いた景観認知の構造について

摘要

本研究では、鎌倉における地域住民による景観認知の構成要素について、3D可視化モデルを用いた分析を行い、認知領域と視認性の関係性から以下のような考察を得た。1. 由比ケ浜海岸•滑川河口などの眺望型の空間は認知度の高い構成要素となり、可視化モデルによる考察からも、視認性が認知に強く影響する事を裏付けている。また行為が重要な要素であるという認知領域の分析における考察とも一致する。