近地項および中間項を考慮した統計的グリーン関数の作成方法

摘要

統計的グリーン関数法は実用的な强振動評価手法として利用されることの多い手法であるが，従来，少なくとも次の2つの欠点を有すると見られてきた.①小断層からの地震動の相に任意性があり，そのため，地震波のコヒーレントな重なり合いが保証されず，velocity pulseを適切に評価できない恐れがある.