3次元医用画像における剛体的位置合わせ処理の評価関数への影響

摘要

近年のX線CT装置の発達により2次元画像である平面断層写真だけでなく，胸部，腹部等の広い領域や，心臟や肺のような動きのある臓器の鮮明な3次元画像を提影することができるようになり，補間等で再構成していた3次元画像ではなく，直接3次元のvolumeデータとして撮影することができるようになつた.しかし，一度に撮影される範囲が限られているため，撮影部位が広いといくつかのブロックに分割して撮影する必要があり，これらの複数に分割撮影されたデータを不都合なく結合する為には，位置合わせ処理を行わなければならない.