PEAP(日本版3)適用による従来型特別養護老人ホームのケア環境に関する研究(その4): ハード面のケア環境の変化

摘要

本研究は、前報に引き続き、従来型特別養護老人ホームにおけるPEAP(日本版3)適用による効果的な環境づくりの継続的研究である。調査内容は6項目からなり、表2に示す。調査時期は4回あり、第1期～第4期と表記する。PEAP研修会も同期間内に4回実施した。なお本稿では、調査項目①キャプション評価、②「痴呆性高齢者環境配慮尺度」の実施度•必要度(以下、PEAP評価)、④定点観察より、施設のハード面を中心にケア環境変化に焦点を当て、継続的に環境改善を進めていく効果と課題を明確にすることを目的とする。