回路網を用いた換気量計算による住宅換気計画の評価 その2: 住宅の実測結果を用いた換気量予測計算の整合性の検証

摘要

シックハウスへの対策として平成15年7月に改正建築基準法が施行され,機械換気設備の設置の義務化などが制定された。各居室ごとの換気量を予めある程度予測することができれば換気計画の検討に役立つという観点から、前報では簡易に使用できる換気回路網を用いた換気量計算プログラムを作成した。その計算による換気量予測は実際の換気量とどの程度合っているのか、その整合性を検証する必要がある。そこで実際の建物を用いて換気量を実測し、プログラムによる計算結果と比較して検証することが本研究の目的である。