リユース可能な省力型柱梁等接合構造: 資源循環型建築に対応した省力型接合技術で世界をリードする

摘要

昭和47年度(1972年)に創設された旧建設省総合技術開発プロジェクトは産学官緊急テーマとして、平成14年度(2002年)までにすでに46課題が終了した。そのうち、阪神大震災以後の平成7年(1995年)4月より、国土交通省総合技術開発プロジェクト「新建築構造体系の開発」(新建築構造総プロ)や「次世代鋼材による構造物安全性向上技術の開発」(銷材破断総プロ)等様々な研究を通し、鋼構造の耐震設計の有り方について、改正建築基準法の適用等の対策がなされてきた。しかし、鋼構造の溶接レス建築等においては、提言はされているもののいまだ標準化に遠いのが現状である。