リユース材の性能評価に関する基礎実験

摘要

建築鋼構造ではこれまで、解体されるとスクラップにされ、リサイクルされてきた。しかし、リサイクルの場合には、溶融するためのエネルギーが必要であり、それに伴い大量のCO_2が発生する。その点、リユースは、解体、輸送、手直しの付加エネルギーであり、環境負荷が小さい。しかし、部材のリユースという考えを実現するためには、リユース材の加工方法や性能問題が課題となってくる。