加圧成型を行うセメントモルタルの調合に関する研究(その2 セメント混和材の影蕃）

摘要

加圧成型を行うセメントモルタルの調合が諸物性に及ぼす影響について以下の知見が得られた。1)混和材を添加したセメントモルタルにおいても、調合W/Cが50%と高い水セメント比のセメントモルタルを加圧成型し脱水することで高強度となる。2)加圧成型モルタルに混和材を使用する場合、混和材の種類により適切な添加量が存在する。3)混和材にシリカフュームを用いたものでは、材齢28日で120N/mm~2を超える極めて高い圧縮強度を示す。4)調合W/Cが40%以上の加圧成型モルタルの長さ変化率は約0.05%と普通コンクリートと同程度である。