高品質再生骨材の原子力発電所施設用コンクリートへの実用化に関する検討(その7 : 再生粗骨材を用いたマスコンクリート部材の温度履歴)

摘要

圧縮強度を一定にした今回の試験結果から次のことが判明した。①砕石に比べ、再生粗骨材を使用したコンクリートは、部材内部の最高溫度が約3°C低くなった。これは、再生粗骨材の単位水量の低減効果によって単位セメント量が減少したためと考えられる。②再生骨材の有無による平均養生温度への影響は少ない。