首都高速道路に分布するジャンクションとその沿道の建物の現状調査:首都高速道路中央環状線の内側に分布するジャンクションを事例として

摘要

首都高速道路立体交差点ジャンクション（以下「JCT」とする）は都心部の主要な交通ネットワークを形成し、かつ現在も建設が続いている大規模事業である。しかし、JCTの分布や規模、形状を都市的な見地から明らかにした既往研究はほとhど見られない。また複数の高速道路高架橋（以下「高架橋」とする）が重なるJCTは、沿道の建物に対し騒音、日影、空気汚染、災害時等の影響が高架橋に比べ、大きいものと予想される。