フランスでは歴史的建造物の保存?改修において、現代建築を積極的に取り入れて、全体の再構築を試みた作品が高く評価されている。その中でも、要塞や城塞を有効に活用する試みが各地で始まっている。本稿は、その先駆的な成功事例のひとつ、イタリア人建築家アンドレア?ブルーノ( Andrea Bruno, 1931- )によるニーム大学?ヴォーバン?キャンパス( Université de N?mes, Fort Vauban)の特徴について論じたものである。尚、本研究は実地調査と文献調査に基づいている。
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