断熱改修済み校舎の省エネルギー的運用方法の検討第2報 実測による冬季の建物運用方法の検討

摘要

近年、既存建物の改修時に高断熱化されることが増えている。しかしその性能を生かした運用方法はあまり示されていない。佐賀大学でも学内の多くの校舎において改修工事により断熱性能の向上が図られ、室内熱環境も向上しているが、より省エネルギーとなる運用方法は明確には示されていない。本研究では改修された佐賀大学理工学部3号館を対象に、館内熱環境を実測により把握し、省エネルギーな建物の運用方法を検討する。既報では夏季の結果を報告したが本報では冬季の結果を報告する。