燃焼中に散水された可燃性内装材の燃焼性状:その1 区画内における入隅状の内装材の燃焼実験

摘要

建築基準法の仕様規定では、スプリンクラー設備(以後、SP)および排煙設備を設けるにより内装制限の適用が一部除外される。これはSPが内装の燃焼を抑制?消火する効果を期待していることなどが背景と考えられる。しかし、SPにより散水された可燃性内装材の燃焼性状の把握を目的として実施された研究は見られない。そこで本報では、燃焼中に散水された可燃性内装材の燃焼性状に関する定量的知見を収集するため、区画内における入隅状の内装材の燃焼実験を実施した。なお、実験では可燃性内装材として木材を使用している。