自由空間および区画内におけるロビーチェアの燃焼実験および延焼拡大 その3 延焼時間および延焼後の燃焼性状

摘要

実験では、1～3 台のロビーチェアを直線状に配置し、rn端部の1 台に着火させた。いずれの実験でも、燃焼するrn椅子から、隣接する椅子の側面に延焼し、その後、反対rn側の側面に燃焼範囲が拡大することで、火災が進展した。rn本研究ではその延焼拡大の過程から、図1 に示す2 つrnフェーズを定めた。一つは、可燃物に点火、または、延rn焼後、当該可燃物全体に燃焼範囲が広がるまでの過程で、rnこの時間帯を火炎伝播フェーズとし、その所要時間を火rn炎伝播時間とする。二つ目は、可燃物全体に燃焼範囲がrn拡大してから隣接する未燃の可燃物に延焼するまでの過rn程で、この時間帯を延焼拡大フェーズとし、その所要時rn間を延焼時間とする。