dsPIC による構造物の応急損傷発生検知システムの開発（その2 応急損傷発生検知手法の提案）

摘要

本研究では、試作したセンサー端末による建築構造物の応 急損傷発生検知システムを提案し、数値解析と小型模型を用 いた振動台実験により、提案手法の有効性を確認した。 提案システムでは、詳細な構造ヘルスモニタリングを行うこと はできないが、震災後、迅速に構造物の損壊の危険性を判断 する応急的な構造物および街区の安全性評価が可能となると 考えられる。また、より詳細な構造ヘルスモニタリングを行うため の、事前情報としての有用なシステムと成り得ると考えられる。