ユーザとの対話に基づいたChatbot EMSの構築

摘要

インターネット技術の普及に伴い、センサ機器や制御機器の通信基盤にインターネット技術が用いられており、以前はネットワークに接続されていなかった家電や照明、空調等の機器もネットワークを通じた制御が行えるようになっている。この動きはInternet of Things(IoT) と呼ばれる分野に発展し、多くの注目を集めている。特に、エネルギー需要が増加している中、省エネルギーへの取り組みとして、ネットワークを通じて情報を収集し、電力使用状況の可視化や、機器制御によりエネルギー消費の管理・運用を実現するエネルギー管理システム(EMS) は大きな注目を集めている。EMS には、家庭向けのHEMS (Home EMS)[1] や、オフィス向けのBEMS(Building EMS)[2] 、さらにはより広域を対象としたCEMS (Community EMS) 等があり、多数の機器が接続され、機器からの情報収集や制御が行われている。