東日本大震災の被災状況と公共施設に対する住民意向: 福島県須賀川市における現況報告

摘要

須賀川市の近隣住民同士のコミュニティ関係や地域への愛着度が、アンケート結果から確認できた。そのため須賀川市住民のまちなか復興・活性化への思いは強く、特に中心市街地へのコミュニティ空間の要望、託児施設や児童館、子育て支援施設の要望は今後の地域の将来を担う若い世代の集約につながる。さらに医療施設やメディアセンターなどの集える場所を設けることで、世代を超えたコミュニティの形成を期待するものと思われる。