東日本大震災における農地、水路の被害と課題-東日本大震災における農地、農業用施設等の被害状況報告会（5/31)から-

摘要

3月11日に発生したマダニチュード9の地震と 大沛波は、東日本帯に甚大な被害をもたらし ました。死亡、行方不明者は2万3千人を超え、 10力-2千人以上の住民が未だ不自由な避難生活 を余儀なくされています。太震災により犧牲に なられた方々のご冥福をお祈り致しますととも に、被災者の皆様に心からお兑舞ぃ申し上げます。朿闩本大震災は、農地、農業用施設等にも大 きな被さをもたらし、現時点での被害額は約 6,920億円、農地の塩水による冠水は約2万4千 haに上るとみられています。被災地は、豊かな 農村の面影をとどめないほど大津波による深い 爪痕が残され、ガレキ処理や排水等の応急対策 が続いています。一方、復にあたるため、全 国の土地改良関係技術者の被災地への派遣が発 衣され、補正予算の成立を受けて、今後、営農 の早期再開に向けた農地、農業用施設等の復 事業が本格化しようとしています。