津波予想浸水地域における建築物の必要耐力に関する研究（その２ 耐力壁および場所打ちコンクリート杭の必要断面積の検討）

摘要

その2 では，耐力壁の割増の検討，および杭基礎による必要耐力の検討を行った。その2 では，その1 の検討において敷地条件等から建物の必要規模を満足することが困難な場合に，津波荷重に対して建物の保有耐力を確保するために必要となる耐力壁量を検討する。また，下部構造では杭基礎を採用した場合の必要耐力の検討を行う。さらに建物モデルを3パターン設定し，計画フローに沿った検討例を示す。