劇場・ホールの改修実態からみた各部位の改修工事に関する周期性について:全国の劇場・ホールの改修実態に関する研究（その６）

摘要

①建築系改修工事は周期性が認められず、また改修の実施時期が不規則である項目が全体の６割強であることから、改修の優先度はあまり高くないと考えられる。②一般設備系改修工事は周期性が認められた項目と法定耐用年数などの推奨系に準拠した項目が全体の７割であった。主な改修の要因は設備の故障や不具合が人命を左右する事故に直結するためであることから、改修の優先後は比較的高いと考えられる。