スマートコミュニティ実現に向けた都市インフラ計画支援ツール開発に関する研究その１ ３Ｄ都市モデリングを用いた支援ツール開発の考え方

摘要

本報では、SC 実現に向けた都市インフラ計画支援ツール開発の考え方を示した。次報ではＧＩＳを用いて東京山手線の駅周辺街区をケーススタディとして、コミュニティの特徴（土地利用）による省エネルギー施策の削減効果への影響を明らかにする。諸外国に比べ、エネルギー効率が高い日本において、より一層省エネルギーを進めていくには、個別技術の改良・改善のみならず、エネルギー面的利用、再生可能・未利用エネルギー利用など新たな省エネルギー手法の展開が必要となっている。一方、高い都市化率、高齢者化進抄に伴う、環境、防災、交通など都市インフラの見直し整備も急務である。このような持続可能な都市を構築するため、ＩＣＴ技術を用いて都市インフラを効率的に運営し、都市の可能性を引き出し、脆弱性を緩和していくのが都市スマート化の役割である。