回想によるライフストーリーを通じた高齢者の生活環境の評価指標作成に関する研究:介護福祉・建築計画両面における回想の意義についての考察

摘要

The User’s Point of View を取り入れた外山らの研究を根幹に、高齢者にとって豊かな住環境を計画するための知見が今日までに蓄積された。今後調査者は、既往研究で得られた知見を含め、研究調査の内容を現場に還元する明確な方法論を検討する段階にあると考えられる。本研究では高齢者の回想に着目し、生活の活性化に繋がる五感要素の分析を通して、高齢者生活環境を評価・改善するための情報共有ツールの作成方法を検討した。