Alq_3 ベースの逆構造型有機EL 素子の発光・電導機構

摘要

現在主に作製されている有機EL 素子には、陰極として仕事関数の低い金属が使われている。これらは酸素や水分に弱いため、素子劣化の原因の一つとして挙げられる。酸化物半導体を陰極として利用した逆構造型有機EL 素子が報告された[1]。本研究では、発光材料にAlq3、電子注入材料ポリエチレンイミン(PEI)を用いた逆構造型有機EL素子を作製し、発光･電導機構を検討した。