DNAマイクロアレイのプローブ固定化量による検出感度の検討

摘要

諸言：微生物の遺伝子検査などに用いられるDNAマイクロアレイ[1]において，蛍光修飾したォ リゴ合成プローブおよび消光分子を修飾したオリゴ合成プローブが相補な配列で一部結合して一 対になるように基板上に固定化したFRETプローブがある.このFRETプローブは閉じた状態で は消光状態でありターゲットDNAがハイブリダィズした状態では消光が解かれ蛍光が検出され る.このFRETプローブの検出の感度は消光状態と発光状態の光量変化により決定している.基 板上に固定化するFRETプローブの濃度により消光状態と発光状態の光量に変化があることを確 認し，最適な濃度条件を検討した.