新たな音エフェクト－サウンドコラージュの合成

摘要

新たなデジタル音エフェクトとして、サウンドコラージュを紹介し、その合成手法を検討した。文献[4]で用いられているNMF を改良し、要素音の楽器性を最大限保てるよう、要素音の立ち上がりから消失までの全ての部分を、音波形のまま合成する手法を提案した。2 声のヴァイオリン混合音に対し、本手法で分析し、Griffin らの反復ISTFT 法によるSDは2.03dB 程度であった。また、本稿で提案した合成手法による再合成のSD 値は3.18dB 程度であった。