浄水カルキ臭の制御に向けたGC-Olfactometryによる臭気評価法の確立フエ二ルァラニン塩素処理由来の臭気を用いた検討

摘要

1.はじめに水道水のカルキ臭はアンモニア性窒素由来のトリクロラミンが主な原因と考えられてきたが、アミノ酸や核酸などの有機窒素化合物と塩素の反応こよっても発生することが分かってきな。 しかし、どの物質がどの程度カルキ臭に寄与しているかは全く分かっていないのが現状である。本研究ではカルキ臭寄与物质の推定ため、 食品分野や香粉分野にて用いられているGC-Olfactometry(以下GC-Oと表記)の浄水分野への適用を目指レ、ケーススタディとして、塩素との反応により強い臭気を発するとの報告があるアミノ酸の一種フェニルァラニン(以下Pheと表記)を用い、その後の臭気の內訳 をGC-0を用いてどこまで把握できるか検証した。